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家庭科の授業を受けているのだが、内容が延々とゲームの歴史ばかりなので居眠りしてしまい、頭に入らない。女性の教師にDS等でゲームした経験はあるのかと訊かれ、ないと答えると困り顔でテスト範囲だから頑張って暗記しなさいと言われる。友人に試験はどうするのか心配されたが、中間期末考査で家庭科やその他副教科の事前勉強をしたことがなく、それでも赤点取ったことないのでどうにかなるだろう。高校生の時は当日の朝に試験範囲を知るくらいだった。うららかな陽気の中にあって、意識が保てず教室の前列で眠りこけている。子供の頃、もう少しいろいろなことに興味をもてばよかったと、少しだけ後悔しながら授業は進む。

 

車の中で二人寝っ転がっていた。地震があったらしく、けたたましいサイレンが鳴り響き体をびくつかせて周りの様子を見る。駐車しているのは山々に挟まれた開けた場所で、看板で大きく「この先観光地」という文字が設置されている。この場にとどまるか、どうしようか思案し、移動することにする。車のリアガラスにはメモリがあり、どうやらそのメモリまで火山灰や土砂が降り積もるともう内側からは出られないらしい、今回は火山が噴火する気配がなくそこまで警戒せずに済んだ。町に移動すると入り組んだ坂道に所狭しと店が並んでいて、車を置いて買い物することにした。カンダという土地だ。気に入った服があり、でも自分で着るにはいささかデザインが奇抜なので女に着せることにする。