維管束
スイカの季節が来た。まだ完全に熟してはいないがそこそこおいしい。スイカを縦模様と垂直に切ると、中心から皮にかけてくるっとした模様が現れる。小さい頃食べたスイカにはそんな模様なかったように思えて、調べてみるとあれ維管束のようです。昔はスイカの赤さだけに目が行っていたようだ。維管束というと、理科の教科書に載っていたモノクロの図を思い出す。大体ホウセンカととうもろこしがセットになっているあれ。道管とか師管とか久しく使っておらず、日常で使う場所もない言葉だ。目にしてきた維管束はせいぜいとうもろこしレベルであるのに、こんな巨大なものにも維管束という言葉が当てはまる。言葉に実感が伴ってくる。

 

ふりかけについて
旅行の友というふりかけがある。あった。6種類くらい味があって、駄菓子屋によくあるきな粉棒やスルメ棒の容器のような透明プラスチックの入れ物に小袋ががっぽり入っていたのを誰が買ってくるのか昔は常備されていた。たらこと海苔とさけ味は割合好んでいた。でも旅行の友味はなんとなく好かんかったな、いつまでも容器に残っていた。他のはきちんと名前から味が連想されるのに、旅行の友味だけはなにやらパッケージの子供が笑いかけてくるばかりで正体不明だった。それが印象悪かったのかもしれない。味そのものは覚えていない。
でも考えてみると他の味も謎だ。特に卵味。いちご味のかき氷シロップのように、色や固定された甘味しょっぱみでそういうものだと受け入れるものの、のりたま味を食べて、海苔はいいが黄色いやつを卵と断定できるだろうか。原材料に卵が含まれるにしてもだ。自分の体のいい加減なところを上手いことつつかれているような気持ちになる。
今日の昼ごはんでものりたまをかけて食べた。大変おいしいです。

 

股関節
足の付け根の調子が悪いので病院に行く。医師の口ぶりからするとそんなに状態悪くない。レントゲンを見ながらどこどこの骨もしくは筋肉の何かが云々の状態と説明あったが診察室を出た時点でもう忘れてしまった。湿布と痛み止めを処方してもらい、様子を見る。このところ急に運動したからでしょう。
月曜にも別の病院にかかったが、病院というものは本当に待ち時間が長い。病院のドアをくぐる前と処方箋を受け取った後とでは、明確に後のほうがぐったりしている。